日本トルコ文化交流会 TURKEY JAPAN CULTURAL DIALOG SOCIETY

Apr14

宮城県亘理郡山元町の被災者への炊き出し(2011年4月13日、14日)
Deprem Bölgesinde Sıcak Türk Yemeği


NITTOKAI、日本トルコ文化交流会のボランティア達は、在日トルコ商工会議所及びレシャット・レストランと共同で、東日本大震災の被災地である宮城県の亘理郡山元町で温かい食事を配りました。
被災者達の滞在している二つの場所で、二日にわたって1400人分のトルコ料理の炊き出しが行なわれました。
メニューは、赤レンズ豆のスープ、炒めた肉、ピラフ、サラダ、バクラバとトルコ産のアプリコットジュースのフル・コースでした。

約1万7000人が住んでいるこの山元町は、地震と津波で甚大な被害を受けた地域の一つです。
町の損失は非常に重大なものです。15日の時点は、604人が死亡し、いまだに204人が行方不明となっています。9人の重傷者を含む90人が病院で手当てを受けています。5561軒の家があったこの地区で、海岸沿いにあった家のほとんど全てが津波によって完全に流されたか、住むことができない状態まで破損している状態だそうです。7箇所に設置された避難所で、約2600人が避難生活を送っています。

炊き出しも、これらの避難所のうち最も重要な二箇所の避難所である「中央公民館」と「山下中学校」で行われました。
一日目(4月13日水曜日)には、中央公民館で暮らしている約700人に食事が提供されました。
新聞やテレビなどのメディアも関心を寄せたこの炊き出しで、多くの被災者が、振舞われたトルコ料理の量の多さに感動や喜びを隠し切れずにいる様子が見られました。
二日目(4月14日木曜日)には、約450人が暮らしている山下中学校で炊き出しが行なわれました。約350人に直接食事が振舞われ、またその後で食されるための350人分の食事と材料が提供されました。

トルコ人に初めて会った、トルコ料理を始めて食べたという避難所の皆さんは、当交流会及びトルコの人々への感謝を表明しました。

炊き出しの準備や食事の配布の際の光景や、地元の新聞である「河北新報」と「毎日新聞」で掲載された私達の活動についての記事は、下記の画像集をご覧ください。

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