Jun18
第30回セミナー「トルコにおける司法と『民主化』」
2013年6月18日に、現代トルコ政治がご専門の岩坂将充 氏をお招きして、トルコの民主化と、その鍵を握る司法のあり方についてお話して頂きました。
近年、トルコでは民主主義が定着に向けて進展しているように見えます。さまざまな分野における改革がトルコの「民主化」に貢献していますが、そこで重要な鍵を握っている司法の役割についてはあまり知られていません。トルコの「民主化」とそこでの司法のあり方に焦点を当て、国際比較の視点を交えながらお話して頂きました。
講演者プロフィール:
岩坂将充(いわさか・まさみち)氏
一九七八年生まれ。上智大学外国語学部卒業、博士(地域研究)。
日本学術振興会特別研究員。専門は現代トルコ政治研究、中東地域研究、政治学。
主な論文・著書に、「トルコにおける軍の『公定アタテュルク主義』の模索と世俗主義」粕谷元編『トルコ共和国とラーイクリキ』(SOIAS Research Paper Series No.4、2011年)、「現代トルコ政治とドイツにおけるトルコ系住民:『体制』と世俗主義の観点から」河崎健編『21世紀のドイツ:政治・経済・社会からみた過去・現在・未来』(上智大学出版、2011年)など。