日本トルコ文化交流会 TURKEY JAPAN CULTURAL DIALOG SOCIETY

Jun21

日本でも連日ニュースに取り上げられている、トルコ全土で勃発しているデモは、日本の皆さんにとっても関心の高い話題でした。しかしながら、日本では事態をきちんとした情報や知識に基づいて報道されているとは言い難いのが現状でした。そのため、今回は、この問題の背景や経緯について、トルコの社会問題がご専門の内藤正典先生に解説して頂きました。

先生はこのデモの広がりを5段階に分けて解説され、日本をはじめ欧米など海外の報道の誤りを一つ一つ指摘されました。そして、小さかった市民の反対運動をこのような全国的な規模に発展させた黒幕が誰なのかこそが今後の課題だと締めくくられました。

当日は100名を超えるご参加を頂き、問題への注目度の高さがうかがえました。


内藤正典 教授 プロフィール:
東京都生まれ。1975年東京大学教養学部理科Ⅱ類入学、1979年東京大学教養学部科学史・科学哲学分科卒業。ダマスカス大学留学を経て、1997年一橋大学博士 (社会学)。1997-2010年、一橋大学大学院社会学研究科地球社会研究専攻教授、2010年から同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科研究科長・グローバル社会研究クラスター教授。著書には、『トルコのものさし、日本のものさし」(筑摩書房 , 1994年)『アッラーのヨーロッパ―移民とイスラム復興』(東京大学出版会, 1996年)『ヨーロッパとイスラーム―共生は可能か』(岩波書店, 2004年)『イスラーム戦争の時代―暴力の連鎖をどう解くか』(日本放送出版協会, 2006年)『イスラム - 癒しの知恵』(集英社、2011年)など多数。

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