2015年3月9日から21日の日程で開催された、第59回国連女性の地位委員会　北京＋20（CSW59/Beijing+20）に亀井亜紀子・元参議院議員と出席いたしました。世界各国の女性参加者によって、女性の権利向上、男女間における平等といったテーマにおける解決策の提言、プロジェクトの発表、経験の分かち合い等がなされました。私たちが参加したのはジャーナリスト・作家財団とピースアイランドが合同で主催したサイド・イベントとパラレル・イベントでした。ピースアイランドとキムセヨクムの共催によるパラレル・イベントでは亀井元参議院議員が、日本が国内外で行っているマイクロファイナンスや女性の権利向上について報告を行い、日本がスリランカとバングラデシュにおける女性の地位向上のため、マイクロファイナンスの取り組みに経済的な支援を提供していることを紹介されました。同時に 日本では相互扶助の土壌が発達しており、2011年に発生した巨大地震における津波被害や原子力発電所の事故の際にも、そのおかげで短期間のうちに復興に向かって進んでいけたことにも言及されました。そして、社会連帯の強化において国民の意識を高めることが欠かせないことを示しながら、この点でも女性がおかれた教育や経済力といった立場を改善していく必要があることを伝えておられました。プログラム終了後は、国連の日本代表団が日本からの参加者向けに開催したブリーフィングにて、大学生や研究者たちがプログラムに関する意見を述べる機会が設けられました。

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