
第26回セミナー「ここ十年間におけるトルコ経済上昇の概要―日本人投資家への可能性とは」
今回はトルコ、マルマラ大学からイブラヒム・オズトゥルク教授をお招きし、世界から注目を集めるホットなトルコ経済についてお話しして頂きました。
トルコの商工会議所で経済顧問も務めた専門家で、来日経験もありアジア経済全般に大変お詳しい先生から、トルコ経済の成長の歴史、その理由や今後の展望、投資すべき分野など、多岐に渡ってご解説いただきました。
会場にはトルコでのビジネス経験のある方や、投資を検討される方など様々な方がご参加くださり、懇親会も大変盛況でした。
İbrahim Öztürk (イブラヒム オズトゥルク)先生プロフィール
1992年ボアズチ大学経済学部卒業。1994年マルマラ大学大学院にて 'Institutional economics and basic institutions of Japan’s development. 'によって最初の修士号(経済)を取得。1995年にはボアズチ大学にて'Acomparative study of Turkish and Japanese modernization experience in economic development in 19th. Century: The Case of FukuzawaYukichi and Ahmet Mithat Efendi.' によって第二の修士号(経済史)を取得。
博士課程に在籍中の1997年から98年にかけて来日し、慶応義塾大学にて研究を行い、博士論文"The rise and decline of Japan’s developmental institutions and policies in the post-Second World War Era" を完成(近日英国で出版予定)。 2004年、2005年にそれぞれ研究休暇を利用して再度来日、東京大学ならびにアジア経済研究所にて、アジア経済に関する地域研究を行う。
2002年から2011年には独立実業家協会(MÜSİAD)にて経済顧問チーフに就任。トルコ輸出業者会(TİM)取締役への経済アドバイザー役も務める。
2006年以降はトルコの大手新聞である日刊Zaman紙、およびToday’s Zaman紙のコラムニストも務める。2005年にマルマラ大学経済学部准教授、2011年より教授に就任。ボアズチ大学でも教鞭を取る。
イスタンブール日本研究組合(JAD)取締役。アジア研究センター(ボアズチ大学)創立者。