今回は国際真宗学会会長及び日本仏教心理学会会長でいらっしゃる、国際派の田中ケネス教授（武蔵野大学）から仏教について分かりやすくお話いただきました。

日本に住むトルコ人としても、日本文化の根底にある仏教思想は知っておきたい一つですし、日本人の来場者にとっても、曖昧だったりあやふやな部分があると思い企画しました。

講演では、初心者のために仏教の基本的な教えとその歴史を分かりやすく紹介いたして頂きました。
部教の歴史や、日本での発展、そして仏教の根幹にある教えを一つ一つ解説いただきながら、仏教とは何か、仏教において生きること死ぬこととは何か、来世という考えはあるのか、などの問いにお答えして頂きました。


講演者プロフィール：

ケネス田中　教授（武蔵野大学）　
１９４７年山口県生まれ。日系二世の両親と１９５８年渡米。カリフォルニア州で育ち、スタンフォード大学卒　（文化人類学　BA）。東京大学大学院修士課程修了（印度哲学　修士）。カリフォルニア大学（バークレー校）大学院博士課程修了。哲学博士（仏教学　Ph.D.）取得。1984年、米国仏教大学院大学准教授。1998年　武蔵野大学教授、現在に至る。現在、国際真宗学会会長及び日本仏教心理学会会長。
主な著書に『中国浄土教の暁　―　浄影寺慧遠の『観無量寿教義疏』）（ニューヨーク大学出版、1990年）、Ocean: An Introduction to Jodo Shinshu Buddhism in America.　（オーシャン　―　アメリカにおける浄土真宗入門）、『アメリカ仏教　－　仏教変わる、アメリカも変わる』（武蔵野大学出版）

前のレポートへ 次のレポートへ